近代日本の身装文化(身装画像)
説明 牛乳屋に勤める十七歳の若者。配達先で、主人の廓あがりの妾が店の手代と相乗り車で向島の待合宿に入るのを見届ける。ザンバラ髪の若者は印半纏を尻端折りして、下は長い股引に紺足袋草鞋がけ。牛乳はこの時代、東京市内の場合なら府下の小規模な飼育施設からその日の朝に搾乳したものが配達された。運搬用の大形金属容器から各家庭に配る小形容器へ入れ換えるのは手作業でやるしかない。二人乗りの人力の車夫は規則に定められたとおりの恰好をしている。手になんの職もない大の男がその日から稼ぎになるのが人力車夫だったため、はじめのうちはならず者のような車夫がすくなくなく、しつこい勧誘、相対で決められる賃銭のトラブル、そして不潔な風体が嫌われた。着衣についても多くはその自治体の条例によってくりかえし規制されている(→年表〈現況〉1883年4月 「警視庁より人力車組合への口達」東京日日新聞 1883年4月5日3面ほか)。(大丸 弘)
ID No. N89-002
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1889(明治22)年3月6日号 1面
画家・撮影者 落合芳幾(一恵斎芳幾)(朝霞楼芳幾)(恵阿弥)(1833-1904)
小説のタイトル 新説 うしの春(5):赤坂の春(5)
作者 木下尚江(松の屋みどり)(1869-1937);古川魁蕾子(古川魁蕾士)(古川魁蕾史)(古川精一)(鬼斗生)(斗鬼生)(1854−1908)[校]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Vhat:[半天;どてら]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Vmom:[股引]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
D4ji:[人力車夫]
G790:[人力車]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
キーワード 印半纏;尻端折り;紺足袋;わらじ;牛乳の金属容器;竪縞のきもの;膝掛け
男女別 男性;女性
体の部分 全身