近代日本の身装文化(身装画像)
説明 当日のストーリーと挿絵とは直接関係がない。左端、玄関で小腰を屈めて挨拶している男は高下駄を履き、蝙蝠傘を突いた雨の日のいでたち。羽織っているのは半合羽、足には脚半も着けているので旅装束ということになる。この時期、丁髷をまだのせているのは田舎から出てきた人であることを示している。都会では舶来風のトンビが流行していたが、むかしながらの半合羽も男女ともに相変わらず広く使われていた。二人の小学生は身分ある人のご子息ということで、整った恰好をさせられている。きものの子も靴を履き、変わった帽子を被る。和装で靴は一種の正装になっていて、成人でも1920年代頃まで見ることができる。それに対して洋服に下駄は男性のふだんのごく構わない恰好として、下駄自体の消滅するまで続いている。(大丸 弘)
ID No. N86-004
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1886(明治19)年7月27日号 2面
画家・撮影者 歌川国松(一龍斎国松)(1855-1944)
小説のタイトル 合鏡富岳亦筑嶺(あわせかがみふじとつくばね)(32)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G023:[日本式玄関構え]
D012:[男の子(小学生くらい)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wkus:[靴下]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
D5ry:[旅装;旅姿;旅装束]
D2ch:[丁髷]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 19世紀後半;1886(明治19)年
国名 日本
キーワード 男児洋服;横縞の靴下;合羽;高下駄;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘
男女別 男性;女性;男児
体の部分 全身