近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京の医師のもとに住み込んで修行する若者を慕う、その医師の娘。娘の背後の小抽斗(ヒキダシ)は薬箪笥で医家のしるし。上の棚には薬瓶、さらにその上に煎薬を入れた紙袋。袖で猫を抱いた娘はもちろん高髷。大柄の子持格子のきものの、厚い袘(フキ)を持つ裾を曳いている。絞りの帯は娘らしい下げ結び。半分開けた襖の向こうの玄関で大あくびしているのは薬取りの下男。だらしなく前を開いた半纏の襟は古風な手綱絞り、となるとまるで一時代前の奴さんの風体。髪もあたかも小さな丁髷のように見える。(大丸 弘)
ID No. N86-003
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1886(明治19)年3月10日号 2面
小説のタイトル 春雨物語(3)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2sim:[島田;高島田]
D3hi:[曳裾]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vhat:[半天;どてら]
D4ge:[下女;下男;召使い]
時代区分・年代 19世紀後半;1886(明治19)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード 薬箪笥(たんす);薬瓶;煎じ薬;高島田;高髷;子持ち格子のきもの;曳き裾;絞りの帯;下げ結び;半纏;手綱絞りの襟;障子
男女別 男性;女性
体の部分 全身