近代日本の身装文化(身装画像)
説明 女子大生の主人公は、友人の家庭に家庭教師として迎えられる。東京麹町の豪華な邸宅の応接間で、これから教える小学生の兄妹についての話を聴いている。「絹ばりの壁や、カーテンの快い色彩、置き棚や卓子(タクシ)の上に、飾られた陶器や、青銅の置物や、玻璃製の細工物などの趣向の凝った並べ方が、その豊かな暮らしを現して、すべてがゆったりと溶け合っていた」。洋風の暮らし方も、もうこの時代になると、一部の日本人の身についてきた。しかしもちろん大部分の大衆にとっては夢のような高嶺の花で、しかしそんなお邸の生活は、婦人雑誌や新聞の連載小説、そして【少年倶楽部】などの児童読み物でも、ちょうどあの人形のような顔の美男美女と同じように、誰の心の奥にもある憧れを慰めるように、かいま見られた。(大丸 弘)
ID No. N34-002
出典資料 東京日日新聞
発行年月日 1934(昭和9)年7月28日号 14面
画家・撮影者 小林秀恒(1908-1942)
小説のタイトル 貞操問答(7):金を売る(7)
作者 菊池寛(1888-1948)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H310:[応接間;客間;居間;小集会室;サロン;食事以外の家族的情景]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀前半;1934(昭和9)年
国名 日本
特定地域 東京;麹町
キーワード 金持ち;応接間;ソファ;女性洋装
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥