近代日本の身装文化(身装画像)
説明 広津和郎の数多い女給小説のひとつ。ここでは女給でなく少女ボーイという言い方をしている。ふつうは女ボーイだが、声をかけるときはボーイさんでよかった。 ボーイが男の子、とすぐわかるほどにはまだ英語が日本人の身についていなかったから、おかしいとも感じなかった。白いエプロンを掛けていない女給は一見してなんの特色もない。主人公のそばに来た少女ボーイは、中分けした髪を単純に後ろで括っているらしい。これはたいていの女学生の恰好。またかなり派手そうな柄のきものも、女学生といってもいいし、この時代には多かった、小学校を出て嫁に行くまで家事の手伝いをしている娘さんの外出着、といってもいい。カフェーの客の男たちは、ボックスに座っているものもみな帽子を被ったまま、外套も着たまま。(大丸 弘)
ID No. N34-003
出典資料 国民新聞
発行年月日 1934(昭和9)年12月5日号 5面
画家・撮影者 野崎恭助(生没年不詳)
小説のタイトル 欲望(200):逃げた小鳥(7)
作者 広津和郎(1891-1968)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H12:[大衆的飲食店;居酒屋;バー;カフェ]
D7jok:[女給(カフェー,飲食店ウェートレス)]
D2:[ヘアスタイル]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Pov:[オーバーコート(外套)]
Wne:[ネクタイ;ネックバンド]
時代区分・年代 20世紀前半;1934(昭和9)年
国名 日本
キーワード 少女ボーイ;中分け;帯の高さ;中折帽子;中折れ帽子
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像