近代日本の身装文化(身装画像)
説明 かつては若い文壇人からけっこう意識されていた文学少女だったが、その後、東京から横浜に移り住んで、いまは不良少女っぽい大人の女になってしまったという女性。両耳隠しの髪にキャノチエ風の、うしろに飾りのついた帽子を目深に被っている。眼差しを強調することになるこの被り方は、二十年代の流行のひとつ。たいていは眼のメークをともなうもの。帽子の被り方や、額に下ろした毛で眉毛を見せないと、表情が乏しくなるのがふつう。そのために無機的で、そういう意味での現代性を示すとか、あるいは動物的な印象を与えるとか(だから逆に、ディズニーの動物にはみんな眉毛がある!)。色白の女性のほっそりした長い首は、男性にとってセクシーなものだという。若い日のガブリエル・シャネルはそれが自慢だったらしい。なお、シャネルが香水シャネルNo.5を発表したのが前年の1922年。(大丸 弘)
ID No. N23-003
出典資料 時事新報
発行年月日 1923(大正12)年11月10日?号 x面
画家・撮影者 小村雪岱(1887-1940)
小説のタイトル 多情仏心(264):振仮名(2)
作者 里見弴(1888-1983)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
D2:[ヘアスタイル]
D2mi:[耳隠し]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wkub:[首飾り;ネックレス]
時代区分・年代 20世紀前半;1923(大正12)年
国名 日本
キーワード 女性洋装;首飾り
男女別 女性
体の部分 上半身