近代日本の身装文化(身装画像)
説明 自分の才能に見切りをつけふさぎ込む男を、励ましながらやんわりと迫ってゆく娘。池田輝方、焦園夫妻による挿絵。日本画の伝統を引き継ぎながら、現代人の感覚に訴える、新しい美人像がこの辺りから現れてくる。ただし、官能的な美しい女は描いたが、それが徳田秋声の描写が意図するような人間性をまでかいま見せているかどうかは別問題。この女性の束髪はたぶん梳き毛を入れた、はやりのかなり大きなもの。七三、あるいは六四分けにし、柔らかい曲線で顔を巡らせ、髷のあるなしは前からはわからないし、これも流行りの髷なしかもしれない。女性の髪に髷の比重はすっかり落ちていた。(大丸 弘)
ID No. N17-006
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1917(大正6)年4月11日号 5面
画家・撮影者 池田蕉園(榊原蕉園)(1885以降-1917)
小説のタイトル 誘惑(60)
作者 徳田秋声(1871-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhan:[半襟]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀前半;1917(大正6)年
国名 日本
キーワード 美人像;髪飾り;肘(ひじ)を突く
男女別 女性
体の部分 上半身