近代日本の身装文化(身装画像)
説明 劇通の伊原青々園が、梨園と花柳界の行き交いを描いた古風なものがたり。ここに描かれているのは豊かな家の令嬢。頭は廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)、きものの襟はやや浅く合わせ、派手な模様の半襟で首をくるんでいる。襟にぐるりと回しているのは帯に差し入れた懐中時計の長い金鎖。金鎖をこういう風にネックレースのように用いるのは1890年代からの長い流行だったがこの時分がさいごだろう。きものは紋付きの裾模様で、膝もとまで笹の葉模様が上がっている江戸褄。六曜の定紋はずいぶん大きいが、紋の大きさは時代によって大きくなったり小さくなったりするものだから、一概にむかしのきものの紋は大きいとは言い切れない。(大丸 弘)
ID No. N14-003
出典資料 都新聞
発行年月日 1914(大正3)年12月23日号 1面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 役者の妻(x)
作者 伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhan:[半襟]
Wto:[時計;時計鎖]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Whan:[ハンカチーフ]
時代区分・年代 20世紀前半;1914(大正3)年
国名 日本
キーワード 庇髪;紋付き;裾模様;江戸褄;お太鼓結び;懐中時計の金鎖
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥