近代日本の身装文化(身装画像)
説明 桜吹雪の下で遊ぶ子どもたち。一間に三尺というから、相当な大幅の絹地に描かれた絵の、これは一部らしい。十代前半くらいの少女ふたりが、五つばかりの男の子と向き合っている。年上の少女の着ているのは被布。粗いタッチなので細部はよくわからないが、ふつうのきものと違い、胸が塞がっていて、お乳の少し上あたりの両側に飾り紐がついていることと、首の周りに小襟という、襟飾りのようなものが付いているのが特徴。昭和に入る頃からほとんど忘れられ、現在は七五三などでたまに見る程度。小さな男の子は筒袖のきものにハイカラな西洋風の大きなエプロンを着せられ、大黒頭巾を被っている。大黒頭巾は赤ん坊からこのくらいまでの歳まで、明治大正期を通じて広く好まれた。(大丸 弘)
ID No. N09-001
出典資料 時事新報
発行年月日 1909(明治42)年1月25日号 9面
小説のタイトル 生死(しょうし)(3)(4):花吹雪
作者 伊藤銀月(1871-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D011:[男の幼児(だいたい就学以前)]
Vhi:[被布]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wzu:[頭巾;覆面]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
時代区分・年代 20世紀初め;1909(明治42)年
国名 日本
キーワード 小襟;飾り紐;筒袖のきもの;エプロン;大黒頭巾
男女別 男児;女児
体の部分 全身