近代日本の身装文化(身装画像)
説明 贅を尽くした豪邸に暮らすお嬢さま。この時代に考えられる、豪華な暮らしの中身がかいまみえるのがおもしろい。玄関の電鈕(=呼び鈴)、花電灯、金地に雲龍を描いた大衝立、レースのカーテン、部屋をとりまく噴水のための螺子(ネジ)等々。中でもカーテンのレースには思い入れが大きいらしく、挿絵ではヒロインが、まるでショールのようにそれに包まれている。彼女の半襟には襟留めがついている。また帯に挟んだ懐中時計には長い金鎖がついて、それを首に掛けている。時計の金鎖の流行はこの頃がさいごで、その後は腕時計に移ってゆく。これは女性の生活の変化とも関係するかもしれない。束髪の髷の根のぐるりには、二枚か三枚のほぼ同じ櫛を挿すのがふつうで、これを二枚櫛、三枚櫛といって、とくに若い人の髪飾りのいちばんの目玉だった。(大丸 弘)
ID No. N08-005
出典資料 都新聞
発行年月日 1908(明治41)年10月28日号 1面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 懸賞当選第三等 明星(24)
作者 菱仙生
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhan:[半襟]
Wbu:[ブローチ;襟留め;襟飾り]
Wto:[時計;時計鎖]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
国名 日本
キーワード お嬢様;金鎖;帯締め;レースのカーテン
男女別 女性
体の部分 上半身