近代日本の身装文化(身装画像)
説明 女学生たちが〈人道同盟会〉なる結社の噂をしている。中央と右の二人は髪をあげた縦型の束髪で、山の手の女学生のごくふつうの髪型。髷の根、横斜めに大きな造花の簪(カンザシ)を挿すのがふつう。そのため造花に人気があって、女学校でも造花コースを設けるところもあった。女学生の詰襟式の着方とよく言われるが、そのかわり前の打ち合わせは浅く、ひきだした半襟で胸元を覆っている。左の座っているひとりは髪を下している。これも人気だった大きなリボンをつけている。毛の多い人は束髪に髪をあげて残りの毛をおろす、ということもできた。毎朝学校にでかける前の時間に、だれもがじぶんの手で、じぶんの工夫で束ねる髪だったから、名前をつけるような髪型ばかりではないはず。机の上に置いてある布製の手提げは、現在のハンドバッグ以上に趣味の豊かなものだった。名前もデザインもよく変わり、端切れで手作りする人も多かった。(大丸 弘)
ID No. N01-005
出典資料 報知新聞
発行年月日 1901(明治34)年4月4日号 1面
画家・撮影者 鈴木華邨(1860-1919)
小説のタイトル 日の出島:朝日の巻 修学旅行
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D7jog:[女学生]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhan:[半襟]
Vhaf:[袴(女性)]
Vhao:[羽織]
Wzo:[草履;草鞋]
Whak:[履物一般(靴以外)]
Whu:[袋物]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 女学生;造花;ぞうり;スリッパ;手提げ袋;頬杖を突く;机;椅子
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥