近代日本の身装文化(身装画像)
説明 乳母車を押している娘は女学生。本文の中では女書生などという言い方をしている。ここでの使われ方では悪いニュアンスはないが、女学校へあがれる女の子はこの物語の舞台のような下町ではまだまだ少なかったから、やはりいくぶんか特別な娘、という口ぶりが感じられる。彼女は縦型の束髪を結い、中くらいの振袖にやや大きめにお太鼓を締めている。学校に行くときは半幅帯に締め換えて、その上から袴をはくひとが多い。乳母車はもちろん舶来品からはじまった開化のしるしで、上流階級のしるしでもあったろう。エプロンを掛けた赤ちゃんは麦藁帽子を被っている。(大丸 弘)
ID No. N01-006
出典資料 読売新聞
発行年月日 1901(明治34)年7月2日号 1面
小説のタイトル 紺暖簾(6)(6)
作者 山岸荷葉(1876-1945)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D7jog:[女学生]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vfu:[振袖;袂]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D000:[乳児;赤ん坊]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 女学生;総柄のきもの;中振り袖;お太鼓結び;涎掛け(よだれかけ);麦藁帽子;乳母車
男女別 女性
体の部分 全身