近代日本の身装文化(身装画像)
説明 豊かな家に生まれ育ち、十分すぎるほどの教養も身につけているお嬢様が、自分のために傷を負った駆け出しの巡査のために、誠心誠意の看護をしている。挿絵は巡査の住む長屋の井戸端で洗濯をする姿。井戸側の箱はポンプ用のもの。この頃になると釣瓶で汲み上げるような井戸は少なくなった。お嬢様の髪は下町では見かけることの少ない束髪で、きものも帯の結び様も、一見してこの辺のおかみさんとはちがう。洗濯機が普及するまでは、盥はどんな貧乏家でも必ず持っていた。しかし貧乏家であるほど夏の行水には欠かせないものなので、普通はこんな小ぶりのものではない。(大丸 弘)
ID No. HC98-008
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1898(明治31)年11月23日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 霜だゝみ(11)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wge:[下駄;クロッグ]
Vtas:[襷]
Ese:[洗濯;洗い張り]
K122:[水汲み場;洗濯場;共同井戸]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本
キーワード 上げ巻;お太鼓結び;日和下駄;襷掛け;盥(たらい);井戸端
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥