近代日本の身装文化(身装画像)
説明 上流夫人による社会事業のための会合で来会者に紹介される主人公。主人公は免囚者の社会復帰のために尽力している。いつもの汚い作業衣とこと変わり、「黒七子五所紋の羽織に、輝くような仙台平の袴」という正装。きものは白羽二重を襲ねているようだ。男女とも和服の礼装は比較的単純で、女性は白襟黒紋付裾模様と決まっていた。そのためこんな礼装するにも及ばない会合でも、貴婦人たちのきものの帯から上は、紋ひとつ付いているだけでなんの模様もなく寂しい。それだけに帯が引き立つ、という見方もあるが。模様の豊かな訪問服が現れたのには理由があったのだ。それに対して男性洋服の礼装は厄介で、燕尾服、フロックコート、モーニングと、場合場合による思慮も厄介だし、組み合わせの約束、流行の変化と、ずいぶん頭を悩ましたろう。(大丸 弘)
ID No. HC03-017
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1904(明治37)年1月26号 8面
小説のタイトル 新生涯(30)(7(4)):初対面
作者 田口掬汀(1875-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jza:[座談会;会食;小宴会;小パーティー]
D5re:[フォーマルウエア;礼装;お祝い着]
D7me:[名流婦人(この年の名流婦人の写真)]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D2ya:[夜会巻]
Vhao:[羽織]
Vham:[袴(男性)]
D1hi:[ひげ]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 上流夫人;白襟紋付き;黒紋付き羽織;仙台平の袴;八字髭;フロックコート;テーブル;テーブルクロス
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身