近代日本の身装文化(身装画像)
説明 夷講(エビスコウ)は商家の大事なお祝いだが、伊丹出身の大阪のある酒造家では稼業柄もあって、強引な献酬と呑み自慢の一夜になる。こういう宴になると徳利も一合入りなど使わずに二合入り、盃も五合入り六合入りという大杯が回される。いましも招かれた客の一人が七合入りの盃の一気飲みを誇っている。上座に着いているこの客は「黒紋つきの羽織に仙台平の袴」という正装で、汚れやシミの目立つ無地のきものだったから、とりわけ体から遠いところに食べ物も飲み物も供される平膳の時代には、酒染みの手入れに女たちは頭を悩ました。かたわらで手を叩いて囃し立てているのはこの家の番頭。商家の使用人といえば縞のきものに決まっていて、番頭の身分になってはじめて羽織を許されるのがふつうだが、それもやっぱり縞柄。(大丸 弘)
ID No. HC03-018
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年11月29日号 7面
画家・撮影者
タイトル
小説のタイトル たま箒(はばき)(2)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ban:[商人;番頭]
Vhao:[羽織]
Vham:[袴(男性)]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 夷講(えびすこう);恵比須講;戎講;商人;酒造家;黒紋付き羽織;仙台平の袴;竪縞の羽織;格子のきもの;盃;大杯;徳利(とっくり);平膳;蝋燭;燭台
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報
著作権情報
備考