近代日本の身装文化(身装画像)
説明 浅草金龍山に付属する寺のひとつの納所坊主、雑務を取り仕切っている下級の僧侶なので、「黒絽の被布に安物パナマの帽子、手に折鞄と蝙蝠傘を携え、坊主にして坊主らしからぬ扮装立派に着飾り」とある。立派――というのがどういう意味かはっきりしないが、挿絵でも坊主頭にまばらに毛も生え、無精髭も見えて、ややからかい気味のよう。正直者の花屋の親仁から、貸し金の取り立ての場面。坊主の着ているものは本文には被布とあるが、俗人の被布にはかならずあった胸の飾り紐も小襟もなく、この時代では道服か道行といった方がよいかもしれない。このころ、僧侶が夏に麦藁帽を被り、手に鞄を持つなどはいかにも納所坊主風に見えたらしいが、現在では坊さん一般のそういう恰好はめずらしくなくなった。(大丸 弘)
ID No. HC02-023
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年9月8日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
タイトル
小説のタイトル 鬼薊(おにあざみ)(23)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4so:[僧侶;神官;聖職者]
D1hi:[ひげ]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 坊主;無精髭;道服;道行;扇子;素足;座布団;湯呑み茶碗;煙草盆;襖(ふすま);暖簾(のれん)
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥
関連情報
著作権情報
備考