近代日本の身装文化(身装画像)
説明 持って生まれた美貌のために身を持ち崩した若い僧侶、素性のよくない女とともに転々と温泉地などを遊び歩いている。このシーンは「沼津街道の旧駅内なる或る旅店」とあるが、かなり金にも詰まってきたらしい。眠っている女の枕元で、後悔にうちしおれている破戒僧の主人公。枕元の鞄は、前の宿で女が隣室の客を欺して奪ってきたもの、という。関東では宿屋でも袖の付いた掻巻の夜具を出すが、この時代は高枕の枕紙は替えても、田舎の宿屋では、まだ敷布団のシーツも掛布団の白い掛襟もないのがふつうで、神経質な都会人などには気持ちが悪かった。(大丸 弘)
ID No. HC02-024
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年9月20日号 7面
小説のタイトル 鬼薊(おにあざみ)(35)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vob:[帯]
Wka:[鞄]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
特定地域 静岡;沼津
キーワード 旅館;破戒僧;竪縞のきもの;兵児帯;素足;後ろ姿;背面;側面;高枕;敷き布団;掛け布団;革かばん;煙草盆;襖(ふすま)
男女別 男性;女性
体の部分 頭部;全身;坐臥