近代日本の身装文化(身装画像)
説明 実の弟との財産争いを厭うてこの世を捨てた兄。弟が懇意にしていたある男は、弟の甘言に欺されて一時は弟に利用され肩入れしたが、やがて弟の非を悟って兄に詫びようと、その行方を捜し歩いた。その出逢いを描いている。出家した兄はどこといって特色のない雲水姿なので、編笠をフト上げたときにでも顔を見たのだろう。僧侶の服装は法服となると階級や宗派によって非常に複雑だが、雲水の恰好は要するに旅装だから、宗派の特色などはあまりない単純なもの。古代中世の大袖の袍衣を墨染めにしたにすぎない、大体きまりきった姿といえよう。手には錫杖(シャクジョウ)、托鉢の木鉢を持ち、足もとは白足袋、草鞋がけというのが多いが、もちろん素足の場合もある。(大丸 弘)
ID No. HC02-007
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年9月8日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 萩の下露(3)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4so:[僧侶;神官;聖職者]
Wkab:[笠]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 坊主;編笠;袈裟;ぞうり;錫杖(しゃくじょう);托鉢の木鉢
男女別 男性
体の部分 全身