近代日本の身装文化(身装画像)
説明 子爵家の令嬢と混血の娘。第2回では令嬢は「柄の疎(アラ)い大島紬の袷に、海老茶色の紋綸子の袴を穿いて、髪は桃割れ」という姿なので、女学校からの帰りだろう。女学生が袴を通学以外に穿くのは特別の場合にかぎる。同じ海老茶袴でもカシミヤやセルといった生地がふつうなので、紋綸子となるとお抱え車で通学の身分。第17回,第33回の室内では、お嬢様は上に被布らしいものを着ている。十八,九というのにその肩には揚げがある。このくらいの年齢になると揚げは取る人の方が多い。また、桃割れもふつうはもう少し若い娘向きの髪で、この家庭の考え方が察せられる。第17回と第33回とではその桃割れも鬢(ビン)の張り方がちがい、かなり印象の変わったものになっている。(大丸 弘)
ID No. HC02-008
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年10月19日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 菊唐草(2)
作者 武田仰天子(1854-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D7jog:[女学生]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2ni:[日本髪一般]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhaf:[袴(女性)]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード お嬢様;桃割れ;後ろ姿;背面
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身
関連情報 H02-008, H02-009, H02-011