近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この両回に登場するふたりは同じ人物。女性の方は大家の子弟を相手に、英語の出張教授を職業としている女。男はその一訪問先の家の家族で、英語を習っているお嬢さんの、二十八歳になる兄。この若者は先生の教え子である某家の令嬢と自分との、縁談の取り持ちを先生に頼み込んでいる。第2回は若者の家で、妹の稽古よりも先に、先生を自分の部屋に呼び込んでの懇請。女は金時計まで手渡しながらの若者の頼みを、からかい半分に聞いている。第23回は舞台は代わって先生宅。「飾り立てた奥の間」に通された男の話を、胸の中で算盤を弾きながら聞いているしたたかな女。口に手の甲を当てるのは女らしいしぐさだが、むしろそれを誇張している意味の方が強い。もう一方の手を畳に突いて身体を傾けているのは、かなりオーバーな色っぽさの表現。(大丸 弘)
ID No. HC01-007
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年10月30日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 俤(おもかげ)(2)
作者 武田仰天子(1854-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Vhao:[羽織]
Wto:[時計;時計鎖]
H6:[和座敷一般]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 小紋のきもの;黒紋付き羽織;金時計;座布団
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 HC01-007, HC01-013