近代日本の身装文化(身装画像)
説明 母親と息子がひとの噂をしているのを団扇を使いながら聞いている妻。「芳子はほんのり夕化粧をしていた。束髪の前髪が水々しい艶を持って、淡い洋灯の光を受けた横顔が、ほの白く見えて美しい。白い浴衣の襟を寛げて、膝を崩して横様に坐ったその姿が別人のように思われた」とある。十年連れ添った妻でも、そんなことはあるにちがいない。とくにランプの傍などでは。束髪ではあるが、束髪をよく知らない人がこの角度から見たら、日本髪と見誤るかもしれない。束髪がいま漸く旧来の日本髪を押しのけようとしていたとき、じつは束髪自体が日本髪にスレスレに近づいていた。(大丸 弘)
ID No. E18-007
出典資料 九州日日新聞
発行年月日 1913(大正2)年11月16日号 7面
画家・撮影者 芦舟(生没年不詳)
小説のタイトル 野火(21)
作者 秋葉
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vyu:[ゆかた]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀前半;1913(大正2)年
国名 日本
キーワード 蚊帳;ランプ;うちわ;浴衣;座り方
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥