近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二人の紡績女工。仕事を終えて寄宿舎に向かう若い女工を、先輩の女工が呼び止めている。二人とも日本髪に結っていて、ワンピース式の改良服とは、現代人の目から見るとマッチしないが、明治・大正・昭和戦前期を通じて、職業婦人と女学生の身装は試行錯誤の歴史だったから、あらゆるキッチュを見ることができる。関西ではとくに、東京に比べると束髪の普及が遅れていた。本文中で、美しいヒロインには「筒袖の職服痛ましく、あはれ紫紺の矢絣の中振袖にて、歌がるたの筵にも(……)」と同情しているように、振りを持たない女の袖は、当時の人にとってはずいぶん物足りない、あるいは間の抜けた、憐れなもののように印象づけられたのだろう。改良服はおそらく実際のモデルがあったと見え、切り替えなど構造がよく捉えられている。(大丸 弘)
ID No. D08-048
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1896(明治29)年11月7日号 5面
画家・撮影者 二代目歌川貞広(三谷貞広)(1838-1908)
タイトル
小説のタイトル 闇夜烏(12)(2)
作者 須藤南翠(南翠外史)(坎坷山人)(彩幻道人)(1858-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ni:[日本髪一般]
D4sho:[職業婦人]
D6ka:[改良服;折衷服]
Wzo:[草履;草鞋]
G02:[開口部も含めた外壁面]
時代区分・年代 19世紀終わり;1896(明治29)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 女工
男女別 女性
体の部分 全身
関連情報
著作権情報
備考