近代日本の身装文化(身装画像)
説明 火鉢が木製の角火鉢は下宿生活では一般的。陶製の丸火鉢は手触りはよいが、移動の多い生活では重いし、割る怖れがあるのと、火の上でものを焼いたり干したりするのに、この形の方が便利なため。但し火鉢は下宿屋で貸すことが多い。粗い木目の浮いた安机だが、軽さという点では一閑張の机も愛用された。一閑張りは和紙に漆を塗って固めたもの。右の男性は、きものの袖をたくし上げている。下に着込んでいるワイシャツは、襟、袖口の垢汚れが、修養書などでもよく指摘されている。下宿暮らしで不自由なのは洗濯ものだったが、明治時代の人はまめに湯には入っても、現代人と比べておどろくほど、衣類を洗う頻度が低かったようだ。家庭的で親切な下宿屋というのは、そういう洗濯ものにまで気をつかってくれる家らしい。それはふつう朝晩の膳を運ぶ女中に頼むことだが、素人下宿などでは細かいところに目の届く主婦もいたし、賄い、娘つきなどといって気の回る看板娘のいる下宿屋もあったようだ。もちろんなにかにつけてよぶんの金は出た。(大丸 弘)
ID No. D07-090
出典資料 都新聞
発行年月日 1895(明治28)年8月8日号 3面
小説のタイトル 女喰ひ(19)
作者 堺欠伸(本吉欠伸)(欠伸居士)(桃南子)(1865-1897)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ot:[男の髪型]
Wme:[眼鏡]
D1hi:[ひげ]
Qkas:[絣]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
時代区分・年代 19世紀終わり;1895(明治28)年
国名 日本
キーワード 竪縞のきもの;無精髭;飛白のきもの;ワイシャツ;ホワイトシャツ;縞柄;胡座(あぐら)をかく;火鉢;薬缶(やかん);机;本;麦藁帽子
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥