近代日本の身装文化(身装画像)
説明 女の心変わりを疑っている男が、井の頭の萩見物に女を誘いはしたものの、二人の気持ちはしっくりしない。男はけっこう売れている文士ということで、白絣の浴衣に兵児帯だが、安くない畳表の堂島の下駄を履き、黒のフェルト帽を被っている。芸者である女は襟を抜いて肩を落とし、ゆるく締めた黒繻子の帯の前に右手を少し差し入れてうつむいているのは、なにか心にわだかまりのある様子。後に大きな瓢箪(ヒョウタン)を肩にして、一人、杖を曳いているのんきそうな老人が見える。(大丸 弘)
ID No. D06-056
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1894(明治27)年6月27日号 5面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 文塚(10)
作者 幸堂得知(東帰坊)(1843-1913)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vyu:[ゆかた]
Qkas:[絣]
Vob:[帯]
Wge:[下駄;クロッグ]
D017:[男の老人]
時代区分・年代 19世紀終わり;1894(明治27)年
国名 日本
特定地域 東京;井の頭公園
キーワード 抜き襟;作家;フェルト帽;飛白の浴衣;兵児帯;堂島下駄;瓢箪(ひょうたん)
男女別 男性;女性
体の部分 全身