近代日本の身装文化(身装画像)
説明 日清戦争(1894年,1895年)で夫を戦場に送った妻が、深手を負った夫を夢に見ている。枕元に簀の子屏風を立てているのは、夏のことなので、戸襖を開けて風を通しているためだろう。開放的な日本の住居では、屏風、あるいは小さな枕屏風は、そう豊かな暮らしでなくても必需品だった。大丸髷を結っているので、高枕を耳の下に当てている。布団の中でも挿し櫛と簪(カンザシ)はそのままにしているようだ。櫛は深く挿しているので形がはっきりしないが、この時代は半月系の政子形がふつうだった。後ろ挿しの簪には丸い玉が付いているらしい。玉の多くは珊瑚。この頃はまだ、ふつうの家庭では布団にシーツを敷く習慣ははじまっていない。(大丸 弘)
ID No. D06-048
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1894(明治27)年11月30日号 2面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 少尉の妻(2)
作者 吉本秋亭(吉本義秋)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4gu:[軍人;武人;騎士]
D2ma:[丸髷]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
Jhu:[ふとん・ベッドに横たわる;寝道具]
Vyo:[夜着;夜具;掻巻]
時代区分・年代 19世紀終わり;1894(明治27)年
国名 日本
キーワード 高枕;布団;屏風;行灯;新聞;うちわ;煙草盆;櫛;簪
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;横臥