近代日本の身装文化(身装画像)
説明 二人の貧書生を追い抜いて行った車上の令嬢が、束髪の前挿しを落として行った、という場面。「垢染みた木綿のどんつくに、鼠色と化し去った洋布(カナキン)の兵児帯、足駄の歯がヤケに減って日和下駄と変じ(……)」というのが主人公の衣裳付け。どんつくというのは麻、または木綿製の綿入れ。しかし、この学生は素足なのに羽織を重ね、中折帽子を被っているのはかなり身なりに気を遣っている方ともいえそう。むしろ小遣いが潤沢だというもう一人の学生の方が、派手な柄のキャップに、腰から手拭いをぶら下げ、首にはハンカチを巻き、紺足袋に堂島風の駒下駄という、どこかちぐはぐな恰好。(大丸 弘)
ID No. D05-102
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1893(明治26)年1月2日号 1面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 寒梅(1)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ga:[学生・生徒(男子中学生以上)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vhao:[羽織]
Qwa:[綿入れ;キルティング]
Vob:[帯]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Whan:[ハンカチーフ]
Vta:[足袋]
G790:[人力車]
時代区分・年代 19世紀終わり;1893(明治26)年
国名 日本
キーワード 書生;中折帽子;中折れ帽子;綿入れ;兵児帯;足駄;紺足袋;堂島下駄風;駒下駄
男女別 男性
体の部分 全身