近代日本の身装文化(身装画像)
説明 両国辺の氷屋の、年は十四,五の看板娘。浅草辺の商人に、もし手入らずなら支度金百円で、という条件で妾に出したところ、未通女(オボコ)ではない廉がある、というので破談になった。挿絵は娘がまだ店で稼いでいた頃の、恋人との逢瀬の情景。娘の髪はたぶん唐人髷。前髪がひどく小さいのは幕末以来の風。髷が大きいのは娼婦などにはあることだが、この娘の場合は、年齢を考えれば、子どもらしさの強調か。ふたりとも前が斜めのノメリのある駒下駄を履いているが、ノメリ型は明治以後にはあまり好まれなくなる。氷屋とはいうものの、安物とも見えない舶来風のイスやテーブルがあって、大正・昭和の氷屋とはべつのイメージがあるようだ。(大丸 弘)
ID No. C16-065
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1883(明治16)年7月11日号 3面
小説のタイトル 欲の報い
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G014:[飲食店;料亭]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2ni:[日本髪一般]
Qkas:[絣]
Vhao:[羽織]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
Wkas:[傘]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D805:[やすらぎ・くつろぎの表現;不作法な姿 ex.座る,あぐら,横たわる,喫煙,こたつにあたる]
時代区分・年代 19世紀後半;1883(明治16)年
国名 日本
特定地域 東京;両国
キーワード 氷屋;テーブル;椅子;瓶;グラス;コップ;煙草盆;煙管(きせる);唐人髷;総柄のきもの;飛白のきもの;のめり下駄;駒下駄;素足;頬杖を突く;足を組む
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥