近代日本の身装文化(身装画像)
説明 一種の継子いじめばなし。かなりの資産を持つ桶屋の夫婦が相次いで死んで、残された十四になる娘と三つの男の子の養育を条件に、遠縁の者で、身寄りのないため死んだ夫婦に育てられた男が家を継いだ。その新主人の貰った女房に子どもが生まれると、夫婦は家つきの娘を下女並みに逐い使い、その姉と幼い弟を虐待する、という話。背中に赤ん坊を背負っている姉は頭を稚児に結っているらしい。お稚児はせいぜい、十四というこの娘の年まで。もう唐人髷や蝶々、ふくら雀などを結ってもよい年頃。負われている赤ん坊は丸坊主だが、三歳の幼児は所々に毛を残してお芥子(ケシ)にしている。頂点の丸い部分は茶碗をかぶせて剃り残した。明かり障子の陰で様子を窺っている女は眉を剃り、髪をじれった結びにして横櫛を挿し、重ねたきものにも半纏にも黒襟の付いた、当たり前の女房風。(大丸 弘)
ID No. C12-046
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1879(明治12)年12月3日号 2面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D011:[男の幼児(だいたい就学以前)]
D000:[乳児;赤ん坊]
D2:[ヘアスタイル]
Vka:[掛襟]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vhat:[半天;どてら]
時代区分・年代 19世紀後半;1879(明治12)年
国名 日本
キーワード 稚児髷;丸坊主;芥子坊主;じれった結び;眉落とし;黒襟;素足
男女別 女性;男児
体の部分 全身;坐臥