近代日本の身装文化(身装画像)
説明 やくざの情夫の急場を救うために、芸者が出先で身ぐるみ脱いで男に渡し、自分は襦袢一枚で損料夜具にくるまって震えている、という場面。男の方は格子縞のきものに何か花柄めいた下着をちらつかせ、片方の裾をまくって片手は懐手、手拭いを肩に掛けると、舞台の上のような、遊び人風のきまったかたち。袖口、襟元、裾に、まるで貼りついたように派手な下着がのぞいているが、こんな見える部分だけに上等な柄物を縫い付ける、額仕立てとか、比翼とかいう、見栄のための仕立て方がいろいろ工夫されている。女の方は襦袢一枚というが、長襦袢の下に白いゆもじは巻いているようだ。その下に見えるのは、夜番などがよく足の間に挟んでいるのできんたま火鉢と呼ぶ、黒い陶製の小さな火桶。(大丸 弘)
ID No. C11-073
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1878(明治11)年12月11日号 2面
小説のタイトル お重の伝
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
Vna:[長襦袢;襦袢]
D4ya:[やくざ;博徒;ギャング]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
D3fu:[懐手]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀後半;1878(明治11)年
国名 日本
キーワード 遊び人風;裾まくり;肩に手ぬぐいを載せる;額仕立て;ふところ手;比翼;ぞうり;湯文字(ゆもじ);火桶
男女別 男性;女性
体の部分 全身