近代日本の身装文化(身装画像)
説明 話の筋はここでは無関係。大阪北の新地に新しく小間物店を出し、東京小間物類という看板を掛ける。大阪はなにごとも東京を真似る気風ゆえ、東京の二字が人気に適い繁盛した、とある。小間物店に限らず店舗の作りは、1880年代では江戸時代とほとんどちがいがなく、敷居の内側にたたきの土間があって、お客は上がり框に腰を掛け、身体を少し捻って奥に並んでいる商品を見、店の者とやりとりする。ここで描かれている女の髪は、髷が二つに割れてみえるので唐人髷とおもわれ、年若い娘の髪として明治末までは非常に好まれたもの。黒襟付きの大柄模様のきものに日和下駄、絞りの帯を猫じゃらし風に結んだ、いかにも下町風の恰好、その点は江戸も上方もかわりはない。襦袢で胸を詰めているが、きものの襟は落とし気味に大きく開いているのは、この時代のふつうの着方。それと袖、袂の扱い、足にかぶさる褄外れが、1920年代(ほぼ大正~)と比べて、きものをはるかに立体的でダイナミックにみせている。(大丸 弘)
ID No. C11-069
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1878(明治11)年11月8日号 2面
小説のタイトル 浪花話の続き
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G01:[店舗 ex.店構え全景,出入りする客,従業員]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2ni:[日本髪一般]
Vka:[掛襟]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1878(明治11)年
国名 日本
特定地域 大阪;北新地
キーワード 小間物店;小間物屋;唐人髷;黒襟;日和下駄
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥