近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉吉原の大籬(オオマガキ)の遊女の本部屋。初回の客とこれからお床入り、というところで身の上ばなしを聴いてみると、互いに一度も逢ったことはないが、腹違いの兄妹であることがわかり、不幸だった生い立ちを思い出して遊女の妹が袖で涙を拭いている。遊女は大きな竪兵庫に結い、髷の結び目には芝居の花魁(オイラン)のような総角(アゲマキ)の房が付けてある。派手な模様の付いた緋縮緬の長襦袢。吉原でも大店なので、隅々に房の付いた厚い重ね布団。客の着ている丹前風のきものは、湯から上がったあと店で貸してくれるもの。(大丸 弘)
ID No. C05-007
出典資料 都新聞
発行年月日 1900(明治33)年5月6日号 1面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 吉原心中:新比翼塚(13)
作者 伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H32:[娼婦の(本)部屋]
D2ni:[日本髪一般]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vna:[長襦袢;襦袢]
Vka:[掛襟]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
時代区分・年代 19世紀後半;1872(明治5)年
国名 日本
特定地域 東京;吉原
キーワード 床入り;立兵庫;総角(あげまき);緋縮緬の長襦袢;黒襟;丹前風のきもの;長煙管(きせる);煙草盆;布団;行灯;袖口で涙をぬぐう
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥