近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉東京・蛎殻町(カキガラチョウ)に櫓を上げた小芝居の、芝居茶屋の内証、つまり帳場。江戸時代の遊び場は、廓(クルワ)にしろ相撲にしろ芝居にしろ、客は一旦茶屋を通して目指すところに案内されるという手間が必要だった。結界の柵を前にして算盤勘定をしているのが、兄によって廓から救い出されたヒロイン。亭主はないが丸髷を結って眉を落とし、すっかり女房風。左の棚には、見物の客から預かった帽子や外套を黒塗りの衣装箱に入れて名札が付けられている。客は履物も茶屋の草履に履き替え桟敷に入った。その客に番付を渡し、お茶や弁当の手配をするのが茶屋の女将の仕事。(大丸 弘)
ID No. C05-008
出典資料 都新聞
発行年月日 1900(明治33)年5月8日号 1面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 吉原心中:新比翼塚(14)
作者 伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H840:[帳場構え]
D2ma:[丸髷]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vhao:[羽織]
Vka:[掛襟]
時代区分・年代 19世紀後半;1872(明治5)年
国名 日本
特定地域 東京;蛎殻町(かきがらちょう)
キーワード 芝居茶屋;眉落とし;黒紋付き羽織;黒襟;衣装箱
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥