近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京の下町、幼なじみの中年男二人、家の前で鉢植えの朝顔の世話をしていた一人と、暑い暑いと汗を拭き拭き立ち寄ったもう一人。居職の職人は出勤の必要がないから、朝はわりあいのんびりした時間が持てる。立ち寄った方は、素肌に着ている単衣物の前は大きくはだけて、そこから手を入れて汗を拭いている。また彼は、そんなだらしのない懐からキャメルの煙草を取り出している。ふつうは煙草や鼻紙、小銭入れの類は袂に入れる。この二人の着ている単衣にも、小さいながら袂はあるように見えるが。二人ともちびた駒下駄履き、締めている帯は見えないがたぶん三尺帯。職人たちの着るきものは、身幅などをやや細めに仕立てることが多く、その方が身体の足掻きが良いが、こうしてはだけやすい。電車には乗りにくい恰好。(大丸 弘)
ID No. B10-088
出典資料 都新聞
発行年月日 1933(昭和8)年9月4日号 1面
画家・撮影者 山下新太郎(1881-1966)
小説のタイトル 町中(5):朝ぐもり(5)
作者 久保田万太郎(1889-1963)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wge:[下駄;クロッグ]
K010:[下町的景観;庶民の伝統的居住・小商業地区]
時代区分・年代 20世紀前半;1933(昭和8)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード 居職人;単衣物;駒下駄;縁台
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 B10-086, B10-088