近代日本の身装文化(身装画像)
説明 結婚とともに地方勤めの良人に従って東京を離れていた若妻。馴れない田舎暮らしに耐えられず、ひとり上京してその寂しさを親しい友人に訴えている。この時代はじまったばかりの写真製版は概して画質が悪く、画家の画風によっては、とりわけ一世紀近くを経た今日ではほとんど鑑賞に堪えないものになっている。石井滴水の描いたこの女性の丸髷は、前髪や鬢(ビン=横髪)のあたりに不自然な凹凸があり、しかし全体が黒ベタに潰れてしまっているため、髪の表現としては救いようのないものになった。それだけにまた、後頭部に聳える髷の巨大さが眼を惹く。(大丸 弘)
ID No. A18-078
出典資料 報知新聞
発行年月日 1918(大正7)年7月30日号 8面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 若き妻(9):楽しき家(3)
作者 長田幹彦(1887-1964)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ma:[丸髷]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 20世紀前半;1918(大正7)年
国名 日本
キーワード 黒紋付き羽織
男女別 女性
体の部分 頭部;上半身