近代日本の身装文化(身装画像)
説明 城郭のような広い邸宅にまるで幽閉されているように暮らしている一人娘。文中にはこの娘の容姿についてのかなり詳細な描写がある。「お花の容貌は半ば眼の働きと言っても可(ヨ)い黒目の鮮やかな大きな眼で、二重瞼の、切れの長いその恰好は西洋の女優にでもありそうだ」。初期の新聞挿絵に出てくる異人の女というと、かならず二重瞼に描き、それと縮れ毛とで、りっぱに異人臭い顔になったものだ。このお嬢さんは本文にしたがって二重瞼に描かれているが、まるで物もらいのできた眼のように見える。日本画家の山本英春はまた洋画風の陰影表現も試みているのだが、汚れのようにしかみえない。(大丸 弘)
ID No. A09-018
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1909(明治42)年7月31日号 4面
画家・撮影者 山本英春(生没年不詳)
小説のタイトル 仕合者(しあわせもの)(9)(2(1))
作者 田口掬汀(1875-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
D2sim:[島田;高島田]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀初め;1909(明治42)年
国名 日本
キーワード お嬢様;お太鼓結び;素足;二重瞼;二重まぶた
男女別 女性
体の部分 全身