近代日本の身装文化(身装画像)
説明 家庭の都合で学校をやめた親しい友人を慰めるかつての学友。この心優しく、また美しいお嬢さまの髪はマーガレット。マーガレットは前から見たのではわからないが、三つ編みの先っぽうを上に折り返す単純なスタイルで、結び目に一,二カ所リボンを使う点が少女向きの髪、1880年代の、束髪の最初の導入期にすでに紹介されている。けれどもそれから二十年以上を経た今、束髪は平型の時代になっていて、前、横に拡がり、その点は不幸な学友の束髪とも同じ。お嬢さまの着付けは詳しい衣裳付けがあり、黒縮緬の五つ紋の大振袖のきものに、古代紫のカシミヤの袴を胸高く穿いている。今日は音楽の発表会というので盛装。襟には襟留めが見える。(大丸 弘)
ID No. A08-008
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1908(明治41)年4月23日号 8面
画家・撮影者 山本英春(生没年不詳)
小説のタイトル 第三回懸賞小説一等当選 黒牡丹(2)
作者 上田君子(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vfu:[振袖;袂]
Vhaf:[袴(女性)]
Wbu:[ブローチ;襟留め;襟飾り]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
国名 日本
キーワード お嬢様;マーガレット;マガレイト;リボン;紋付き大振り袖;古代紫のカシミヤの袴;竪縞のきもの;お太鼓結び;エプロン;ぞうり
男女別 女性
体の部分 全身