近代日本の身装文化(身装画像)
説明 襖の外から来客にものをいう召使い。この女性はおそらく四十代だろうが、変わった髪型をしている。髱(タボ=後ろ髪)をほとんどとらずに髪を引き上げて、後頭部に結んでいる。鬢(ビン=横髪)も前髪も出していない。これは縦型束髪の英吉利巻に近く、1880年代後半の束髪の初期に、上巻、マーガレイトなどとともに紹介された、古いスタイルだ。束髪はもともと派手なものではないが、この時代には上にも周りにも突きだして、二百三高地とか、廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)とかいうスタイルに人気があった。それに比べるとこの髪は、古風で、地味な髪だ。もっともこの時代以後、第二次世界大戦後まで一部に流行した夜会巻は、このスタイルの発展したもの。(大丸 弘)
ID No. A05-036
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1905(明治38)年5月10日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 間一髪(63)
作者 須藤南翠(南翠外史)(坎坷山人)(彩幻道人)(1858-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ge:[下女;下男;召使い]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vta:[足袋]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1905(明治38)年
国名 日本
キーワード イギリス巻風;お太鼓結び;膝をつく;襖(ふすま)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥