近代日本の身装文化(身装画像)
説明 「筒袖に袴を穿ち」、砂の上に足を投げだして物思いにふけるヒロイン。挿絵では筵(ムシロ)めいたものを描いているが、本文どおり海岸の砂の上でも砂利の上でも、それほど気にせず座り込めるのが袴の徳だ。女学生の海老茶や紫の袴は、どうかするとなにかプレステージめいたものを持たされるが、本来の目的は、満員電車での通学にも体操にも都合のよい実用着なのだ。たいていは一枚しか持っていなかったから、滅多に洗うこともなく、ずいぶん汚いものもあったようで、海老茶などという色はその汚れを隠すのに向いているのだ、という見方もあった。(大丸 弘)
ID No. A05-034
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1905(明治38)年4月18日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 間一髪(41)
作者 須藤南翠(南翠外史)(坎坷山人)(彩幻道人)(1858-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード K60:[海岸]
D7jog:[女学生]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhaf:[袴(女性)]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
時代区分・年代 20世紀初め;1905(明治38)年
国名 日本
キーワード 女学生;筒袖のきもの