近代日本の身装文化(身装画像)
説明 牛乳瓶を持って廊下を歩く娘。高等女学校へ通っている娘としては襟を抜いている。校門に入るときは気を遣わなければならないが、家に帰ればただの町娘なのだから、なにをどう着ようがかまわない。しかし振袖を着ても女学生風を守る人もあるし、またイメージチェンジを愉しんだ人もあるだろう。ただし、かつてだれもが抜襟をしたときには、朝の起きぬけにかならず襟白粉はつけるものだった。襟首に白粉気がなく地のままの抜襟は、この時代ずいぶん悪く言われている。この娘の束髪は、もちろん英吉利巻、あるいは上巻系だが、後ろ髪が膨らんでいるだけでなく、前髪が高くなって、花月巻の外見とよく似ている。1903(明治36)年頃から三,四年間の、束髪の変容の中のひとつのスタイルと言えるだろう。(大丸 弘)
ID No. A03-124
出典資料 報知新聞
発行年月日 1903(明治36)年5月4日号 1面
小説のタイトル 食道楽:牛乳の検査
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7jog:[女学生]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 女学生;花月巻風;上げ巻;抜き襟;お太鼓結び;帯揚げ;牛乳瓶
男女別 女性
体の部分 全身