近代日本の身装文化(身装画像)
説明 支那料理や日本料理という特別に儀式だったものを習わせても実用には不適当だ、なるべくは和漢洋を折衷してひとの家庭に適用すべき家庭料理を覚えさせたい、という父親の考えから、ある家庭婦人のもとに料理の勉強に来るという、女学校を出てことし十九になる子爵家のお姫さま。女学校出というインテリのしるしが、手に持っている立派な装幀らしい書物か。英吉利巻風の縦型束髪に花簪(カンザシ)か造花を飾り、リボンを結んだお姫さまは富士額で眉は太く、鼻筋が通って口もとはあるかないかの小ささ、眼もごく細く小さくて卵形のお顔はやや下ぶくれ、という美人。着ているのは二枚襲の小袖の上に、襟の両側に組紐飾りのついた被布。被布はこの歳になると無地ものが多いから、花柄は同色の織柄だろう。(大丸 弘)
ID No. A03-122
出典資料 報知新聞
発行年月日 1903(明治36)年4月14日号 1面
小説のタイトル 食道楽:子爵の娘
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhi:[被布]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード お嬢様;二枚襲の小袖;富士額;組紐飾り;本
男女別 女性
体の部分 上半身