近代日本の身装文化(身装画像)
説明 若い農夫と幼なじみの牛乳屋の娘。娘は銃猟でこの山国を訪れた東京の若様に見染められ、まもなく土地を去る。娘も若者との別れは哀しいが、若者の方はそれ以上に娘の気持ちを疑っている。若者は「筒袖に股引して、草鞋を穿いて居る」。これは農山村の男のごくふつうの身なり。きものの丈は膝の辺りまでで、この種の労働着は半纏などと同じく短着(ミジカギ)の部類。膝の少し下までの股引はいわゆる半股引。裁縫書にもよく出ているズボン下と似ているが、一般にはもっと厚地で、構造も少しちがう。足に履いているのは草鞋とあるが、見たところは草履のように見える。草鞋は目的によって種類も多く、履き方もちがい、こういう略画では区別がつけにくい。(大丸 弘)
ID No. A03-111
出典資料 国民新聞
発行年月日 1903(明治36)年12月20日号 4面
小説のタイトル 乳屋の娘(16)
作者 峡南
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ic:[銀杏返し]
Vka:[掛襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vtas:[襷]
Vmom:[股引]
Wzo:[草履;草鞋]
D5ro:[労働着;特殊作業衣]
K3:[山]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 農夫;筒袖のきもの;短着;半股引;ぞうり;黒襟;お太鼓結び;襷掛け
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身