文献番号 | 01_GE008058 |
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著者名 | 近藤静香/コンドウ シズカ |
書名・論文名 | 1950年から60年代における日本のニットデザインの基礎調査(1) |
掲載誌名 | 文化学園大紀要 服装学・造形学研究 47 |
出版者 | |
発行年月日 | 2016 (1) |
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掲載ページ | pp.53-61 |
シリーズ名 | |
OWC | AB |
地域・民族名 | 日本 |
特定地域名 | |
時代区分 | 20世紀;1950年代 |
時代通称名 | 昭和 |
キーワード | ニットデザイン;編物ブーム;編物針紡績会社ファッションブック |
抄録 | 1950年から60年代の編物ブーム時にどのような編物が行われていたのかを明らかにするために、本稿では50年代の日本で発刊された編物書13冊のニットデザインの基礎調査行った。その結果、ウェア類の比率が68%と高い理由として、紡績会社がファッションブックや雑誌を利用し、ウェア類の人気が高まり、編糸の販売促進に繋がったことがわかった。50年代で最も使用されていた編物針は性別・年代別問わず2号棒針であり、中細糸対応の編機と棒針の併用が行われていたことから、50年代は中細糸中心で作品が製作されていた。50年代でも様々な技法が使用されていたが、編物と刺繍等の手芸技法を融合させたデザインが多く存在し、明治時代から洋裁教育の影響を受けている可能性が明らかになった。13冊の編物書内掲載のコラムの内容を調査したところ、海外の編物モードの紹介が最多掲載で、編糸の選び方から編物の仕上げ方法までの編物に関する一連の流れに関するコラムが紹介されていた。また、染色などによる編糸の再生方法も掲載され、当時の編糸の貴重さが感じられた。しかし1950年代後半には扱いやすい新糸の開発などの理由により、編糸の再生に関するコラム数は減少傾向になった。 |
身装概念 | DQ00:[繊維工芸デザイン] DQ004:[手芸デザイン] EQ150.0:[手編み;ニードルポイントレース] EP028.1:[手芸;手工芸;クラフト] EY015:[編機] BP341:[文献資料] |
服装専門分類 | DQ0:[デザイニングシステム・技法;布地] |
資料タイプ | |
資料所在 | |
国会図書館請求番号 | |
日本十進分類 | |
版次 | |
備考 | |
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リンク | 国立情報学研究所 CiNii |