日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05360-A04
題名 舌切り雀 - 試練型 -
題名(ヨミ) シタキリスズメ - シレンガタ -
時間 5分52秒
話者 :1886年生
収録年月日 1967-07-30
収録地 岡山県真庭郡八束村
収録者 稲田浩二
立石憲利
OWC AB43
日本昔話タイプ 【IT85;舌切り雀】
話形分類 TA. 舌切り雀;ME. 舌切雀
概要 昔、ある所にじいさんとばあさんがいた。じいさんは山へしばかりに行き、ばあさんは川へせんたくに行った。ばあさんは天気がいいので糊をたいたところ、雀がなめるので、小刀をなげたところ舌にあたって切れた。悪いことをしたと思って家に帰ってじいさんに事情を話した。じいさんは米一升もって「舌切り雀ゃどーこ行った」と、雀の宿をたずねていった。すると牛をかう子供が大勢いたのでたずねると、牛の糞をたべたら教えるといったので食うと、この先の馬飼う子にたずねろといった。そこで馬飼う子にたずねると、馬の小便をのめという。のむと、この先の辻堂の裏の竹藪に行ってたずねろという。そこで「舌切雀ゃあ とれならや」というと舌切雀がでてきた。そこで悪いことをした、とあやまって米を一升わたした。雀は歓迎し、ごちそうした。帰るときに大小のつづらをもってきてどちらでも負って帰るようにいった。じいさんは年よりだから、と小さい方をもらった。帰って、開くと小判がいっぱい入っていた。大きい方をもらえばよかったのに、とばあさんは欲を出し、米一升をもって同じように雀をたずねていった。じいさん同じように牛の糞を食い、馬の小便を飲んで竹やぶにつき、舌切雀をよんだ。雀は大小のつづらのみやげを出した。ばあさんは大きい方をもらって帰った。ところがあまり重いので、山の中で開くと、くちなわや蛙やむかで等の虫がぞろぞろ出てきた。ばあさんは腰がぬけた。じいさんはあまり遅いのでむかえにいってばあさんをみつけ、手をひいてつれて帰った。欲をだすとこんな罰があたる。