近代日本の身装文化(身装画像)
説明 某伯爵家における夜会の情景。「麹町の赤坂最寄り、煉瓦にて畳みたる二層の楼閣は、巍乎(ギコ)として雲表(ウンピョウ)に聳(ソビ)え、(……)壮麗なる始皇の阿房にあらざれば、煬帝の迷楼かと怪しまる」とある。江戸東京ではめずらしくもない二階建てなのだが、西洋館ということでこの時代、辺りを睥睨するような存在感があったようだ。出席者はいわゆる white tie(燕尾服)の正装。宮中伺候に限られる大礼服を除けばもっとも正式の装いの夜会に、立食というのはめずらしい。このころ、まだ立食に慣れていなかった日本人の振るまいが目に余ることがあった。ひとつには洋食や綺麗な洋菓子、見慣れない果物がものめずらしく、子どもの土産に、などという気がつい起こるのだろう。(大丸 弘)
ID No. N87-005
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1887(明治20)年5月25日号 3面
画家・撮影者 歌川国松(一龍斎国松)(1855-1944)
小説のタイトル 結ぶ赤縄(発端)
作者 大久保常吉(夢遊居士)(1853-1924)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H310:[応接間;客間;居間;小集会室;サロン;食事以外の家族的情景]
Jenk:[宴会;舞踏会;パーティー(大規模な)]
時代区分・年代 19世紀後半;1887(明治20)年
国名 日本
特定地域 東京;赤坂
キーワード シャンデリア;カーテン;イブニングドレス;ホワイト・タイ;ホワイトタイ;燕尾服
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像