近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉この日の本文は挿絵と関係ない。挿絵は髪結床の店内。崩れかかった髷の男も待っているように、まだこの時代では散髪と結髪の両方の客を相手にしていたはず。「髪結新三」(カミユイシンザ)でもわかるように江戸時代、男も女も出髪結に頼る人が多かった。それが鋏で髪を切る時代になると、男の理髪は店を構える居職だけになる。切った細かい毛が辺りに散るし、洗髪の必要が生じたためでもある。この絵では職人は上っ張りもせず、視野のなかには洗髪の設備もない。近代理髪業への転換期のはじまりというべきだろう。仕事をしている職人が、腰に煙草入れを下げているのも彼らの気っ風のあらわれか。(大丸 弘)
ID No. N69-004
出典資料 都新聞
発行年月日 1900(明治33)年5月10日号 4面
画家・撮影者 松本洗耳(1869-1906)
小説のタイトル 実譚 江戸さくら(51)
作者 渡辺黙禅(1870-1945)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H844:[髪結い床;美容・理髪店]
D1kep:[結髪;散髪;美容師;店舗・設備の一部(理容店・美容店の)]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
Vtas:[襷]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 19世紀後半;1869(明治2)年
国名 日本
キーワード 煙草入れ;莨入れ(たばこいれ);たばこ入れ;紋付き羽織
男女別 男性
体の部分 全身