近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉文中に上野の戦争に奥州の戦争云々とあって、維新直後の思い出ばなしであることがわかる。魚屋の店先で、小鮪の切身の施しをねだっている子ども。きものの片肌を脱ぎ、首の絞まるような紺の腹掛の魚屋は、手拭いを「うさぎ」に巻いている。職人や威勢のいい物売りの男は、女とちがってあまり襷(タスキ)を使わずに肌脱ぎになる。これはひとつには腹掛をしている者が多かったせいだろう。腹掛の腹部にはカンガルーのお腹のように物入れのどんぶりが縫いつけてあるので、小銭の出し入れには便利。手前のおかみさんはねんねこ半纏の下は裸らしい。乳幼児を裸にして負ぶうのは「はだこ」といって北日本には一般的な風習だが、母親も裸である方が母も子も暖かいにちがいない。(大丸 弘)
ID No. N69-003
出典資料 都新聞
発行年月日 1897(明治30)年9月12日号 3面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 探偵実話 鼬小僧(19)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D0ro:[露出;シースルー]
D3had:[肌脱ぎ;胸のはだけ・くつろげ]
Vhat:[半天;どてら]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
D000:[乳児;赤ん坊]
時代区分・年代 19世紀後半;1869(明治2)年
国名 日本
キーワード 魚屋;うさぎ;腹掛け;ねんねこ半纏
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥