近代日本の身装文化(身装画像)
説明 古い体質の商店に勤める手代の、憧れのお嬢さん。若い手代は、雨の日など泥だらけになっているお嬢さんの靴を、だれにも気づかれないようにきれいにしておく。あるときお嬢さんは、そっとお礼を言ってくれた――。賢く、気持ちの行きとどくお嬢さんのなにげない表情を、内田巌はこのうえない単純さで表現した。もしこれがもう少し陰影などのある丹念な絵だったら、一介の奉公人に対する、お嬢さんの風のようなありがとうのひと言が、意味ありげな重いものになってしまう。学校を出たての女性などがよくやっていた、毛の先っぽにだけ軽くかけるパーマネントのスタイル。髪を後ろから縛るのは実用的でもあったが、戦時中のこの時期、なぜかリボンが大流行して、うるさがたが眼を三角にするほどだった。(大丸 弘)
ID No. N43-002
出典資料 読売報知
発行年月日 1943(昭和18)年7月18日号 4面
画家・撮影者 内田巌(1900-1953)
小説のタイトル 巌(117):逆浪(4)
作者 舟橋聖一(1904-1976)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2pa:[パーマネントウエーブ]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
時代区分・年代 20世紀前半;1943(昭和18)年
国名 日本
男女別 女性
体の部分 頭部