近代日本の身装文化(身装画像)
説明 猪苗代湖に近い山村に住む十七,八の娘。着ているものは詳しい衣裳付けがある。「白絣の筒袖に半幅の紅入り幽禅のメリンスの帯をきりりと締めて、気軽に束ねたハイカラ髪(……)木綿紺縞の裁付(タッツケ)見たような猿袴と云う物を穿いている」。幽禅のメリンスの帯とはメリンス友禅というほうがふつう。宮崎友禅は履歴が必ずしもじゅうぶん解っていず、幽禅と書いてある古い資料もある。作者は裁付(=裁着)のような猿袴といっているが、この形は一般には裁付と呼ぶ一種の袴で、古い時代から山村でも、また都でもある種の職業人によって用いられてきた。草履をはいた足先がひどく内股になっているのは、山仕事もするような生活ではやや不自然。(大丸 弘)
ID No. N19-003
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1919(大正8)年8月23日号 4面
画家・撮影者 幡恒春(1883-1944)
小説のタイトル 錦の波(51):田舎住居(1)
作者 後藤宙外(1866-1938)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
Qkas:[絣]
Vmon:[もんぺ]
Vmom:[股引]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 20世紀前半;1919(大正8)年
国名 日本
特定地域 福島;猪苗代湖に近い山村
キーワード 筒袖;メリンス友禅;猿股;たっつけ袴;裁付;裁着;ぞうり;内股
男女別 女性
体の部分 全身