近代日本の身装文化(身装画像)
説明 中編の血脈もので、話は入り組んでいるが、この日の挿絵は、「褌(ユモジ)一つの上にちゃんちゃん子を着て、味噌漉をもった女」。ちゃんちゃん子とかでんちとか呼ぶ袖無しの衣料は、ほんらい襦袢の一種で肌着なのだが、江戸時代から民間では、女性や子どもの夏の家着として重宝してきた。このおかみさんが着ているのには大きな絞り柄があって、これが大人にも子どもにも好まれた。下半身の腰巻きはここでは褌と書いて「ゆもじ」とルビを振っている。落語などで八さんや熊さんが「嬶(カカア)のふんどし」と言っているのがこれ。これもほんらいは、きものの内側に重ねる肌つきだが、明治時代になっても貧民階級では、暑いあいだは一日中これだけで通す女たちもあった。(大丸 弘)
ID No. N08-003
出典資料 読売新聞
発行年月日 1908(明治41)年7月15日号 5面
小説のタイトル 継子(76):お前の継母
作者 町田柳塘(町田柳次郎)(楓村居士)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vkos:[腰巻]
時代区分・年代 20世紀初め;1908(明治41)年
国名 日本
キーワード ちゃんちゃんこ;でんち;湯文字(ゆもじ)
男女別 女性
体の部分 全身