近代日本の身装文化(身装画像)
説明 今年十九という嫁入修行中の男爵令嬢。親の望む縁談が気に入らず、ひそかに思う人がほかにある。娘の結っている髪は1890年代から続いている縦型の束髪。上巻でイギリス型に近いが、第27回,第34回,第68回,第82回とでは少しちがっている。この種の束髪は毎朝自分の手で結い直すのがふつうで、その日その日の気分で形はいくぶんちがうだろう。第27回では束ねた髪を頭頂でうず高く捻っているのに対し、第82回では前の部分が大きく聳(ソビ)えていて、これが川上貞奴風とか下田歌子式とかいわれた流行のスタイルと思われる。第34回はその中間。この四回の場面で娘は三種類のきものだが、髪型の小さな変化はそれ以上だし、挿絵画家のその日の気分でもちがってくるかもしれない。(大丸 弘)
ID No. HC04-005
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年2月6日号 7面
小説のタイトル 新作 相思怨(そうしえん)(34)
作者 草村北星(1879-1950)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wkas:[傘]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Vhao:[羽織]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 男爵家の令嬢;上げ巻;イギリス巻風;お太鼓結び;横顔;側面;日傘;竪縞の羽織;パナマ帽;湯呑み茶碗;葦簀(よしず);立て簾(たてす);指を差す
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 HC04-003, HC04-005, HC04-007, HC04-010